カテゴリー: 思索・アフォリズム・詩

何事も反復を繰り返してゐる内に綻びが生じ、 更に反復を繰り返Read More反復から生じる破調

所詮、現存在は自然に対して、また、世界に対して 完全なる非対Read More非対称の関係の絶対的非力さに思ひなす

地の下では悍ましく瘴気を発する黒雲が渦巻き、 更にその下にはRead More漆黒の闇に溺れて

薄ぼんやりと考へ事をしてゐたら ざあっと驟雨が降ってきた。 Read More驟雨が降ってきた

このまま消え入りたいといふならば、消え入ればいいではないか。Read More消滅

ふらふらーん、ふらふらーんと、 独楽がもうすぐ倒れるやうに Read More酷い眠気の中に残る吾と言ふ意識の矜恃

仄かに明るい満月の下、 世界はゆっくりと目を開けて、 吾を睨Read More中秋の名月に世界は目を開く

暴風雨が吹き荒れ、家が大揺れする中、 野分けとは斯様に私の心Read More野分けが直撃してゐたその時に

私の出自を確かなものにするためにも 無造作に記憶を暴かうとすRead More記憶を暴いたところで

何にそんなに落ち込む事があるのだらうか。 私はぼうっと考へ事Read Moreつくつく法師の鳴く夜明け前に私は独り苦悶する