揺れる世界の正弦波にたゆたふおれは、 一体何なのだらうか、 Read Moreたゆたふ
重い足取りでも
ぐしゃりと空に押し潰されるやうにぶっ倒れ、 意識はしつこい睡Read More重い足取りでも
アイロニーな存在でありたい
誤謬であることを承知しながらも それを呑み込みながら、 おれRead Moreアイロニーな存在でありたい
意識の居所
緩やかに眠気が襲ふ中、 さて、意識は何処にあるのであらうかとRead More意識の居所
渺渺と
時に意識を失ふことがあるが、 その時の渺渺たる感覚は何処に源Read More渺渺と
行方知らず
おれの心は何処へ行ってしまったのだらうか。 何時の間にか行方Read More行方知らず
薄明の中で
夜と朝の間(あはひ)の薄明の中、 死んでしまったレナード・コRead More薄明の中で
言霊の残る国において
国旗に文字を書くのは多分この極東の島国の人間のみだと思ふ。 Read More言霊の残る国において
魔の手
奇妙な皺を刻んだ其の手は、 老人の手のやうであったが、 いきRead More魔の手
欠伸をせしものは
ぼんやりとしてゐると 何ものかが ――ふぁっ。 と欠伸をしてRead More欠伸をせしものは