カテゴリー: 思索・アフォリズム・詩

花散る儚さは人を蠱惑して已まぬ。 故に桜に象徴されるやうに Read More花散る儚さは

何十億年の星霜が経ったであらうか。 時に激変を繰り返しながらRead More森羅万象、顫動するも

もの皆何も言はぬが 各各鬱屈した思ひを抱きつつ 蹲まってゐるRead More何も言はぬが

斜めにひしゃげた窓枠に ぶらんと垂れ下がりしガラス窓 この部Read Moreガラス窓

今すぐにでも何ものかが出づる 不穏な気配に満ちた壁に 四方をRead More対峙する

思はぬ嫌疑をかけられ 最早さうであると決めつけられての他からRead More瞋恚

Minimal musicの傑作といってもいい エストニアのRead More鏡の中の鏡

虚空から一筋の白い糸が垂れ下がり その糸は金色に輝けり。 虚Read More虚空

いつもに増して静寂に包まれた 一面の銀世界の中、 独り部屋にRead More雪が降る静寂の中は

鬩ぎ合ってゐるもの同士は お互ひ鬩ぎ合ってゐるといふ自覚はなRead More鬩ぎ合ひ