何をするにも不器用で 今以て私はポンコツといはれながら やっRead Moreポンコツ悲歌
ただ月満ちて
満月の今日、独りSionを聴きながら 酒焼けで嗄れに嗄れた彼Read Moreただ月満ちて
闇は闇のままで
闇は闇のままでゐ給へ これ以上光にその身を曝してはならぬ 闇Read More闇は闇のままで
間合ひ
日本刀一振りの長さが間合ひとして厳然と残るこの国で、 それをRead More間合ひ
玄武が司る北方に憧れて
地球が自転してゐても 殆ど動かずに一点にある北極星の不動性にRead More玄武が司る北方に憧れて
樹の枝に引っ掛かった深淵
此の世の光景とは思へぬ荒涼とした風景の中、 眼前の枯死寸前のRead More樹の枝に引っ掛かった深淵
寂寞たる心象
夏至が近づいて日脚が長くなり 外部は燃ゆるやうな新緑の季節だRead More寂寞たる心象
山師
生きてゐるものはそれだけで罪であると 最期に言ひ放ったその言Read More山師
深淵の底には
不図気を抜くと私の眼前には 底知れぬ闇逆巻く深淵が現れる。 Read More深淵の底には
過去に縋るか
デビュー作が余りに凄かったために それから五十年余りたった今Read More過去に縋るか