カテゴリー: 思索・アフォリズム・詩

自由とは言ひ換へれば無限大の束縛である。 この反語は抽象的でRead More自由とは何と不自由なことか

この酷く落ち込む憂鬱といふ名の大河に吾は 唯、流されるに任せRead More流される

ものの有様   ものと言ふのは存在するだけで既に引力か斥力をRead Moreものの有様

  ねえ、あんた。   ――ねえ、あんた。 と、彼女が軽軽しRead Moreわんころ

霞を喰ってでも   到頭、金が底を尽き、 後、一月の間、飲まRead More夢が特異点の存在を暗示する

  往復を繰り返す渾沌の時間が未来を切り拓くか   固有時のRead More光に希望を見てしまふこの条件反射的な思考法は誤謬である

自同律にかまけてゐられるのは選民思想の色濃い反映か   青年Read More壊れ行く日常の中で吾は座して死を待つのみか

宇宙開闢以前の《世界》は《存在》する   ――例へば此の世にRead More世界を握り潰す

ぼんやりとした恐怖   そこはかとなく、心の奥底から湧いてくRead More畸形

自同律の不快   不合理故に吾信ず。 ――吾は何故Read More夢幻空花なる思索の螺旋階段