操り人形の糸が切れたやうに ぶら~んと四肢が揺れるのみのそのRead More脱力してしまった
忘却
確かにあったものが 無いことの薄ら寒さにぞっとしながらも そRead More忘却
闇の中の影踏み
夕暮れの中で自分から食み出してしまふおれは 夕日で矢鱈に長くRead More闇の中の影踏み
破綻してゐる夢神話
もういいぢゃないか。 夢に何かを背負はせるとはこの時代、酷とRead More破綻してゐる夢神話
曙光
光の国への誘惑は 死を意味するのか。 地平線からの曙光は 冷Read More曙光
がらんどうの胸奥は
生きることで精一杯な日常においても それはおれの空虚ながらんRead Moreがらんどうの胸奥は
位置
珈琲を淹れながらもおれは絶えず空の重さを感じながら、 双肩にRead More位置
独断的なる五蘊場試論 その一
命題 表象は存在の現実との軋轢が五蘊場に現はれたものである。Read More独断的なる五蘊場試論 その一
ゆっくりと
むくりと頭を擡げたと思ったならば、 そのものはゆっくりと此方Read Moreゆっくりと
潰滅するものたち
自らを自ら生み出せぬままに潰滅するものたちは、 己にのめり込Read More潰滅するものたち