カテゴリー: 思索・アフォリズム・詩

窮鼠猫を噛むではないが、 巨大な壁が眼前に聳へ立つやうに 難Read More自己超越する吾は果たして吾なるや

お天道様は南中に差し掛かるといふのに おれはどうしやうもないRead More横たはる魂

ギリシャのデルポイの神託に類似するものとして 私の中では、 Read More内向性ソクラテス症候群

思考する時、大概はそれは連想するといふ事を繰り返しながら、つRead More思考相転移論私論

夢を見てゐるとは薄薄感づいてゐたが、 しかし、それは確信にはRead More悪夢に魘(うな)されながらも尚

嫌に人慣れしたゴキブリでも その複眼で以て此方の目と合ったとRead Moreたじろぎて

仮に意識の生じるのが Neuronニューロンの発火現象に帰せRead More果たして意識には重さがあるのか

固有時の内実を見れば その内部で固有時は絶えず過去と現在の「Read More往復を繰り返す渾沌の時間が未来を切り拓くか

極度の乱視のせゐもあり、 私の見えてゐる世界は そもそもが像Read More肯ふは歪んでゐる世界なのだ

もう二十年くらゐ前に 阿古屋貝に異物が入って貝の体液で真珠がRead More寄る年波