おれがおれであることを”連続”したものとして認識するおれは、Read More連続は維持すべきものなのか
誤謬する差異
数学が抽象的故に信頼を持ち得ると言ふ誤謬を もう哲学者を名乗Read More誤謬する差異
時間の矢なんぞ嘘っぱちである
時間を特別扱ひして、 それが虚時間だとしてもその有り様は一次Read More時間の矢なんぞ嘘っぱちである
悲歌
ちっとも哀しくないのに 頬を流れる涙は塩辛くて、 切なさばかRead More悲歌
初秋の憂鬱
初秋の風がゆるりと吹くと、 おれはどうしよもなく憂鬱になる。Read More初秋の憂鬱
土壺に嵌まる
こんなところに土壺が口を開けてゐたなんてちっとも思はなかったRead More土壺に嵌まる
ぼんやりとした恐怖
そこはかとなく、心の奥底から湧いてくる幽かな感情は恐怖だったRead Moreぼんやりとした恐怖
焦燥
何をそんなに急ぐ必要があるのか。 此の焦燥感は何ものも留めるRead More焦燥
乖離性自己同一障害といふ病
おれと言ふことに途轍もない屈辱を感ずるおれは、 もう手遅れにRead More乖離性自己同一障害といふ病
瞼裡に再現前した表象に喰はれる
破戒でもしたのだらうか。 おれの意識は、 気を抜くと瞼裡に再Read More瞼裡に再現前した表象に喰はれる