カテゴリー: 思索・アフォリズム・詩

お前は無造作に俺の前に対座して、 徐にかう問いかけた。 ――Read More対座

平衡感覚に不図魔が差す刹那、 吾が五蘊場では何かの繋がりが切Read More魔が差す

何に呼応してお前はさうして遠吠えをしてゐたのか。 真夜中に何Read More遠吠え

電灯を消した部屋で瞼を閉ぢた途端に、 眼前は漆黒の闇に包まれRead More漆黒の闇

空が枯れ葉のやうに落ちてくる世界は、 それだけ既に朽ち果ててRead More脱臼する言葉

基督の十字架ではないが、 誰にとっても背負ふべき十字架のやうRead More軛

さて、膨大な量の情報に裏付けられた最善の現在を指し示すかのやRead More人工知能について

余りに鮮やかな朝日に対して吾が心は未だに艱難辛苦のままにあるRead More朝

胸の奥底から息が吐き出されるやうに どす黒い咳をするお前は、Read More死を前にして

その小鳥は生まれつきの畸形で、 年を経るごとにそれは小鳥を蝕Read More餓死