カテゴリー: 思索・アフォリズム・詩

それは俺の手には余りあるものと言はねばならぬ。 しかし、闇がRead More抽象的な無限

何を思ったのか、彼は不意に哄笑したのである。そのひん曲がりなRead More進退谷まれり

此の寂寞とした、何とも表現し難き感覚は、何なのであらうか。 Read More寂寞

何気なく見ただけであるにせよ、 一度でも目にしたものは必ず見Read More何気なく

《吾》の頭上を流れゆく雲は 絶えず変容して已まぬのであるが、Read More流れる雲に

口惜しきはお前の生に対するその姿勢なのだ。 お前は生に対してRead More口惜しきは

土台自身の影を追ったところで、何か摑める筈もなく、 しかし、Read More影を追ふ

何も言はずにそいつは撲殺されるがままに死んでいった。 その時Read More撲殺

この闇に紛れてまんまと逃げ果せたと思ふな。 何故って、闇自体Read More闇に紛れて

それは地中から際限なく立ち上る湯気のやうに 直ぐに辺りは濃いRead More朝靄に消ゆるは誰が影か