カテゴリー: 思索・アフォリズム・詩

何処からか何《もの》かの懊悩の声が絶えず聞こへて来る此の世にRead More森羅万象の苦

かの者は今も尚、十字架に磔にされて、人間の為の晒し者となってRead Moreかの者

徐に頭蓋内の闇たる《五蘊場》で頭を擡げた「そいつ」は 蟷螂のRead More頭を擡げし《もの》

やがて夜の帳が落ちる頃、漸く目覚めつつも、未だに疲弊していたRead More疲弊

誰が時間を数直線の如き一次元と決めたのか。 そもそもの間違ひRead More∞次元の時間

ゆっくりと煙草の紫煙を深呼吸するやうに吸うと やっと人心地がRead More紫煙に見(まみ)える

――例へば此の世に幽霊が存在し得るのであれば、其処は「現存在Read More宇宙開闢以前の《世界》は《存在》する

吾(わ)が《五蘊場》に手を突っ込み弄(まさぐ)ると、 其処はRead More《生者》と《死者》が交はる処

――さて、《吾》は何処へとやって来たのだらうか？ 辺りを見回Read Moreそして《吾》は堕落する

――それ、苦しめ。お前のゐる場所は此処ではない。 さう言ってRead Moreそれ、苦しめ