2019年6月8日 By積 緋露雪渺渺と 時に意識を失ふことがあるが、 その時の渺渺たる感覚は何処に源泉があると言ふのだらうか。 既に無意識なる言葉を信じてゐないおれは、 その時の意識状態を意識溶解と呼んでゐる。 何処までも膨張する意識と言ふのか、 其は何と呼べば良いのか。 敢へて言へば、其は無限に溶暗した意識。 ――さあ、飛翔の瞬間だ。意識は肉体から溢れ出し、無限へと、渺渺と確かに存在する。其は無意識を食ひ破り、肉体の束縛を食ひ千切り、無限へと拡大膨張し、渺渺たる本源の吾を解放する。さあ、踊らう。夜が明け、意識が戻るまで。 Post Views: 143 共有:FacebookX 関連 Share 渺渺と on facebookShare 渺渺と on twitterShare 渺渺と on pinterest