本当は得体が知れずに内発してゐるのかもしれぬ《杳体》――これRead More追ってゐたのが幽霊だったとしても
寄る年波
もう二十年くらゐ前に 阿古屋貝に異物が入って貝の体液で真珠がRead More寄る年波
肯ふは歪んでゐる世界なのだ
極度の乱視のせゐもあり、 私の見えてゐる世界は そもそもが像Read More肯ふは歪んでゐる世界なのだ
往復を繰り返す渾沌の時間が未来を切り拓くか
固有時の内実を見れば その内部で固有時は絶えず過去と現在の「Read More往復を繰り返す渾沌の時間が未来を切り拓くか
果たして意識には重さがあるのか
仮に意識の生じるのが Neuronニューロンの発火現象に帰せRead More果たして意識には重さがあるのか
たじろぎて
嫌に人慣れしたゴキブリでも その複眼で以て此方の目と合ったとRead Moreたじろぎて
がらんどうをどうする事も出来なくて
気が付くとおれの意識が宿る場はがらんどうだった。 それを認識Read Moreがらんどうをどうする事も出来なくて