思考する時、大概はそれは連想するといふ事を繰り返しながら、つRead More思考相転移論私論
悪夢に魘(うな)されながらも尚
夢を見てゐるとは薄薄感づいてゐたが、 しかし、それは確信にはRead More悪夢に魘(うな)されながらも尚
肯ふは歪んでゐる世界なのだ
極度の乱視のせゐもあり、 私の見えてゐる世界は そもそもが像Read More肯ふは歪んでゐる世界なのだ
寄る年波
もう二十年くらゐ前に 阿古屋貝に異物が入って貝の体液で真珠がRead More寄る年波
追ってゐたのが幽霊だったとしても
本当は得体が知れずに内発してゐるのかもしれぬ《杳体》――これRead More追ってゐたのが幽霊だったとしても
がらんどうをどうする事も出来なくて
気が付くとおれの意識が宿る場はがらんどうだった。 それを認識Read Moreがらんどうをどうする事も出来なくて
たじろぎて
嫌に人慣れしたゴキブリでも その複眼で以て此方の目と合ったとRead Moreたじろぎて
果たして意識には重さがあるのか
仮に意識の生じるのが Neuronニューロンの発火現象に帰せRead More果たして意識には重さがあるのか
往復を繰り返す渾沌の時間が未来を切り拓くか
固有時の内実を見れば その内部で固有時は絶えず過去と現在の「Read More往復を繰り返す渾沌の時間が未来を切り拓くか
蛻(もぬけ)の空の吾
確かに私は存在するのですが、 その核となる吾は蛻の空で、 何Read More蛻(もぬけ)の空の吾