2019年5月10日 By積 緋露雪盈虚 月あらば、人ありき、か? 雲間にその顔を仄か出す青白き太陽光を反射する月の面は、 私をかぐや姫の如くに月へと誘ふ。 ――何を詩情に浸ってゐるのか! 人なくとも月ありきさ。人の存在なんぞ、芥子粒の如きと遙か昔より言はれてゐるではないか。人の存在を云々する以前に世界の不合理を暴く事が先さ。そら、月が盈虚して嗤ってゐるぜ。 Post Views: 486 共有:FacebookX 関連 Share 盈虚 on facebookShare 盈虚 on twitterShare 盈虚 on pinterest