投稿者: 積　緋露雪

目玉が眼窩からどろりと零れ落ち 地面を転がる吾が目玉に映る世Read More観念しても

こんな時代だから自棄にならずに己がじし頑なであれ。 例へば蝸Read More己がじし頑なであれ

――ままよ、とばかりにエドガー・アラン・ポーのやうに踵を軸にRead More旋回

光に希望を見るのは誤謬であると常常思ふが、 その際たるものはRead More闇の中の光ほど欺瞞に満ちたものはない

流れる雲を見て、坂本龍一は音のない音楽のやうだと最期が迫る時Read More移ろひ

埴谷雄高の書く韜晦で見事な文章に惑はされた若者ほど、虚体に惑Read More惑はされるな、虚体に

存在を裏返してみると、それは口から肛門までの消化器系と言ふ外Read More存在を裏返してみると

太陽の巨大磁場からも逸脱するかのやうに太陽フレアの大爆発が立Read More嵐の前

春雷が轟く中で、 一際高い朽ち木に稲妻が落ちて燃え上がりし。Read More燃える時間

おれを抹殺したくて 手練手管を尽くし、 黙殺する人よ、 おれRead More瞋恚　二