思索・アフォリズム・詩

潰滅して行く

或る日を境に 彼女は疲労を訴へるやうにな…

1年 ago

揺らめく御灯明に照らされて

和蝋燭の御灯明が 盧舎那仏を薄ぼんやりと…

1年 ago

不安が募る夜を迎へて

野分けが日の本に近づき、上陸するのも時間…

1年 ago

ポンコツ悲歌

何をするにも不器用で 今以て私はポンコツ…

1年 ago

ただ月満ちて

満月の今日、独りSionを聴きながら 酒…

1年 ago

闇は闇のままで

闇は闇のままでゐ給へ これ以上光にその身…

1年 ago

間合ひ

日本刀一振りの長さが間合ひとして厳然と残…

1年 ago

玄武が司る北方に憧れて

地球が自転してゐても 殆ど動かずに一点に…

1年 ago

樹の枝に引っ掛かった深淵

此の世の光景とは思へぬ荒涼とした風景の中…

1年 ago

寂寞たる心象

夏至が近づいて日脚が長くなり 外部は燃ゆ…

1年 ago