情動に流されるままなのも癪なので 天邪鬼が昂じて敢へて内発すRead More無題
災厄は神の思し召しか
その時、巨大な何かがにたりと嗤ったのだらう。 悪疫が世界に蔓Read More災厄は神の思し召しか
小説 祇園精舎の鐘の声 三の篇
然し乍ら、倉井大輔の内部に棲む異形の吾どもが奢ってゐるとはRead More小説 祇園精舎の鐘の声 三の篇
薄明の中に見えたものは
何に怯えてゐたといふのか。 夜明け前の薄明の中、 独りぽつねRead More薄明の中に見えたものは
呻吟するは吾なるか
吾なるものの境を見失ってからといふもの 私が私と呼ぶものは Read More呻吟するは吾なるか
自同律にかまけてゐられるのは選民思想の色濃い反映か
青年の流行病はやりやまひの如き自同律に 今以て膠着する吾は Read More自同律にかまけてゐられるのは選民思想の色濃い反映か
静寂を求めて私はRadioheadを聴く
閑さや岩にしみ入る蝉の声と芭蕉が詠んだやうに この灼熱の中でRead More静寂を求めて私はRadioheadを聴く
どうしやうもない倦怠感の中で
何かをする気力が湧くことは全くなく 体軀は手枷足枷を付けたやRead Moreどうしやうもない倦怠感の中で
物憂げな魂を抱え込んでも尚、前を向く
憂鬱に没する私の宿痾においても尚、 どろんと死んだやうな目でRead More物憂げな魂を抱え込んでも尚、前を向く
隙あらば
隙あらば吾を抹殺しやうと 手ぐすね引いて待ってゐる貴殿は 何Read More隙あらば