考へる《水》 五 ‐ 『円柱、また、塔』 エジプトやギリシアRead More続・考へる《水》
対峙
今日も夜は明けまする。 しかし、私の夜は明けませぬ。 何時のRead More対峙
腹を据ゑて死を受容す
身内が余命宣告を受けようが、 私は腹を据ゑて覚悟を決め、それRead More腹を据ゑて死を受容す
壊れ行く日常の中で吾は座して死を待つのみか
数多の殺戮が日常の中に巣くふ中で、 それに対して余りに無力なRead More壊れ行く日常の中で吾は座して死を待つのみか
病床にて思ふことは
病にて目に見えて体が弱りくれば 死がちらつくのはやむを得ぬとRead More病床にて思ふことは
散る命を屁とも思はぬ非人の亡霊が今の世に跋扈するとは
これほどの存在に対する侮辱があらうか。 散る命を屁とも思はぬRead More散る命を屁とも思はぬ非人の亡霊が今の世に跋扈するとは
消ゆるのは吾のみや
宵の明星が皓皓と輝き 日没後の深き橙色の西の空を見詰めながらRead More消ゆるのは吾のみや
宇宙顚覆への果てしなき執念が燃え立つ
もとは単なる自己愛から発したとはいへ 此の宇宙への憎悪は果てRead More宇宙顚覆への果てしなき執念が燃え立つ
移ろひ行くことの悲哀
あと何度の春夏秋冬を生きられるのでせう。 最近夙に老ひを意識Read More移ろひ行くことの悲哀
前歴史における世界開闢物語 六
初め、巨大化に巨大化を重ねし大渦は ぱっと射した光が一瞬刹那Read More前歴史における世界開闢物語 六