積 緋露雪

観念しても

目玉が眼窩からどろりと零れ落ち 地面を転…

3か月 ago

己がじし頑なであれ

こんな時代だから自棄にならずに己がじし頑…

3か月 ago

旋回

――ままよ、とばかりにエドガー・アラン・…

3か月 ago

闇の中の光ほど欺瞞に満ちたものはない

光に希望を見るのは誤謬であると常常思ふが…

5か月 ago

移ろひ

流れる雲を見て、坂本龍一は音のない音楽の…

6か月 ago

惑はされるな、虚体に

埴谷雄高の書く韜晦で見事な文章に惑はされ…

6か月 ago

存在を裏返してみると

存在を裏返してみると、それは口から肛門ま…

6か月 ago

嵐の前

太陽の巨大磁場からも逸脱するかのやうに太…

6か月 ago

燃える時間

春雷が轟く中で、 一際高い朽ち木に稲妻が…

7か月 ago

瞋恚 二

おれを抹殺したくて 手練手管を尽くし、 …

7か月 ago