積 緋露雪

脈絡もなく鬱勃と湧く言葉群の緩やかな繋がり

ぼんやりとしてゐる時間がなんとも愛おしい…

5年 ago

不快にして

己の存在を意識するその端緒は 何よりも主…

5年 ago

刻印

何時も全身に電気が走るやうな痺れに悩まさ…

5年 ago

物憂げな日も喰らふ

何をする気力も湧かなくて、 只管、一所に…

5年 ago

風に棚引く柳の枝のやうに

何処からでも吹き込んでくる風に対して自在…

5年 ago

逆巻く憤怒

何故、こんなにもおれは、おれに対してどう…

5年 ago

常在、灼熱地獄

いよいよ現世が灼熱地獄の様相を呈してきた…

5年 ago

開眼(かいがん)

生殖器たる花のやうに此の宇宙が開眼してゐ…

5年 ago

退隠

現はれては直ぐにその姿を消し、 闇に退隠…

5年 ago

あの日のやうに

もんどり打って奈落の底に落ちるやうに 一…

5年 ago