積 緋露雪

或る冬の日に

手が悴(かじか)む中、 私は目的もなく、…

5年 ago

焦燥する魂

空きっ腹にのむ煙草に全身が弛緩して行く中…

5年 ago

死へ傾く

生と死の均衡が破れたとき、 生者はもう死…

5年 ago

趨暗性

何故にかうも惹かれるのでせう。 瞼を閉ぢ…

5年 ago

欠伸する影法師

無線のAntenna(アンテナ)が強烈な…

5年 ago

没落の果てに

嘗ては没落しても這ひ上がる道は狭いながら…

5年 ago

独断的なる五蘊場試論その二

命題:此の世は秩序の縁に、つまり、渾沌の…

5年 ago

畸形

さうです。 私は畸形の人間として生れてき…

5年 ago

何となく

低気圧が来ると途端に体調を崩す身にすれば…

5年 ago

深淵を見下ろす

ゆっくりと渦巻くその中心には 底が見えぬ…

5年 ago