積 緋露雪

水鏡

微風が戦(そよ)ぎ漣が立つ水面(みなも)…

5年 ago

思念の行方

溝川(どぶがは)の底のヘドロから鬱勃と湧…

5年 ago

屈辱であればこそ

吾が心の奥底に巣くってゐる屈辱と言ふ感情…

5年 ago

重い足取りでも

ぐしゃりと空に押し潰されるやうにぶっ倒れ…

5年 ago

たゆたふ

揺れる世界の正弦波にたゆたふおれは、 一…

5年 ago

正座

己の意識に対峙するときは正座するべきだ。…

5年 ago

薄明の中で

夜と朝の間(あはひ)の薄明の中、 死んで…

5年 ago

行方知らず

おれの心は何処へ行ってしまったのだらうか…

5年 ago

渺渺と

時に意識を失ふことがあるが、 その時の渺…

5年 ago

意識の居所

緩やかに眠気が襲ふ中、 さて、意識は何処…

5年 ago