積 緋露雪

アイロニーな存在でありたい

誤謬であることを承知しながらも それを呑…

5年 ago

言霊の残る国において

国旗に文字を書くのは多分この極東の島国の…

5年 ago

赤裸裸に

何ものも素面であると言ふ此の世界は、 何…

5年 ago

欠伸をせしものは

ぼんやりとしてゐると 何ものかが ――ふ…

5年 ago

魔の手

奇妙な皺を刻んだ其の手は、 老人の手のや…

5年 ago

十六夜の夜に追ひ込まれて

吸ひ込まれるやうに 女の裸体にむしゃぶり…

5年 ago

至福

何に高揚してゐたといふのか。 人生のどん…

5年 ago

渇仰

飢ゑてゐる時ほどに寒寒と身体が冷えつつも…

5年 ago

腰痛

ぎっくり腰か、 此処のところ腰痛に難儀し…

5年 ago

別れ話においての優柔不断

――はっきりと決めてください。 さう言っ…

5年 ago