積 緋露雪

嗤ふ死神

そいつは不意に現はれて生を根こそぎ攫って…

6年 ago

抽象的な無限

それは俺の手には余りあるものと言はねばな…

6年 ago

進退谷まれり

何を思ったのか、彼は不意に哄笑したのであ…

6年 ago

口惜しきは

口惜しきはお前の生に対するその姿勢なのだ…

6年 ago

流れる雲に

《吾》の頭上を流れゆく雲は 絶えず変容し…

6年 ago

何気なく

何気なく見ただけであるにせよ、 一度でも…

6年 ago

寂寞

此の寂寞とした、何とも表現し難き感覚は、…

6年 ago

何たることか

何たることか。 《吾》を苦しめてゐる《も…

6年 ago

朝靄に消ゆるは誰が影か

それは地中から際限なく立ち上る湯気のやう…

6年 ago

闇に紛れて

この闇に紛れてまんまと逃げ果せたと思ふな…

6年 ago