積 緋露雪

撲殺

何も言はずにそいつは撲殺されるがままに死…

6年 ago

影を追ふ

土台自身の影を追ったところで、何か摑める…

6年 ago

風撫でる

風は東風であらうが南風であらうが、 顔を…

6年 ago

陽炎

うらうらと立ち上る陽炎は 曖昧であっては…

6年 ago

餓鬼

《吾》の内部に棲む餓鬼は何時も腹をすかし…

6年 ago

微熱

風邪を引いて微熱がある中、虚ろな目はぼん…

6年 ago

邂逅

既に《吾》に邂逅してしまった《吾》ほど哀…

6年 ago

幽霊談義

ゆらりと《存在》の背から立ち上りし白き影…

6年 ago

惑溺

女との性交に溺れる事に飽きた《吾》は、更…

6年 ago

泥沼の猜疑心

それは何処までも行っても切りがない猜疑心…

6年 ago