揺れる世界の正弦波にたゆたふおれは、 一…
ぐしゃりと空に押し潰されるやうにぶっ倒れ…
時に意識を失ふことがあるが、 その時の渺…
おれの心は何処へ行ってしまったのだらうか…
夜と朝の間(あはひ)の薄明の中、 死んで…
国旗に文字を書くのは多分この極東の島国の…
誤謬であることを承知しながらも それを呑…
緩やかに眠気が襲ふ中、 さて、意識は何処…
奇妙な皺を刻んだ其の手は、 老人の手のや…
ぼんやりとしてゐると 何ものかが ――ふ…