黙考のしじま
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思索・アフォリズム・詩
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《生者》と《死者》が交はる処
吾(わ)が《五蘊場》に手を突っ込み弄(まさぐ)ると、
其処は、《生者》と《死者》が交はる後ろの正面に至る。
――ほら、肩が凝らないかい? 何故って、《生者》は無数の無辜の《死者》の影が見(まみ)える背を背負ってゐるからね。
さうなのだ。《生者》は後ろの正面で無数の無辜の《死者》に出会ってゐる。
だから、《生者》の背に《死者》が、つまり、幽霊が蝟集するのだ。
此処で、再び、「そいつ」が「ふっふっふっ」と嗤ふのだ。
積 緋露雪
物書き。
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積 緋露雪
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《生者》と《死者》が交はる処
6年 ago
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