非在の行進New!!
非在の行進 一度吾の存在に対して疑惑が生じると その疑心暗鬼は何処までも膨らみ 吾を存在の断崖へと追ひ詰めずには気が済まぬ。 吾の存在に対して疑ひを持たぬ吾は 信用出来ぬもので、 そのやうなものたちはいづれも 前屈みに蒼 […]
無意識は非合理ではなく別の合理であるNew!!
無意識は非合理ではなく別の合理である 前意識と無意識はフロイトの謂ひである。ここではそれに疑義を挟まぬ。疑ふのは前意識はどこかに消えて無意識といふ言葉のみ独り歩きを始め、ことある毎に無意識に一括りにしてしまふ人間の哀しき […]
思ひ出の中にしかゐないものが恋しくてNew!!
思ひ出の中にしかゐないものが恋しくて お前に会ひたくて おれは瞑目する。 胸奥深くでは、 お前は年を取ることを止めてしまひ、 お前が死んで数年経った。 最近になって漸くお前の死に慣れてきたところで、 お前の死が、おれの心 […]
落ちる落ちる何処へと落ちるのかNew!!
落ちる落ちる何処へと落ちるのか ぐしゃりとひしゃげた黒い太陽を 真正面に凝視しながら、 吾は何処へと落下するのか。 その時に頭に過る 屋根瓦の上に寝そべって見上げた あの蒼穹と流れる白い雲は 今は何処へと消 […]
断念といふ狂気New!!
断念といふ狂気 日常を断念するといふ無益な事に執着する私は、 既に私は狂気の人と呼ばれて然るべきだらう。 さて、そもそも日常を断念するとは何を意味するのだらうかといふと、 幸せを求める事を断念する事であり、 それは敢へて […]
ツェッペリン大音量で暑気払ひNew!!
ツェッペリン大音量で暑気払ひ酔ひ痴れて俺涼を取るらむ 白湯冷めて水の甘みを味はひぬ遠き昔の接吻過る 蝉鳴かぬ酷暑の最中雨降りぬ稲妻一閃夜空真二つ 焼き場にて数多の骸待ちてをり本懐 […]
脈絡もなく鬱勃と湧く言葉群の緩やかな繋がりNew!!
脈絡もなく鬱勃と湧く言葉群の緩やかな繋がり ぼんやりとしてゐる時間がなんとも愛おしい私は、その時、意識上に鬱勃と湧き上がってくる脈絡のない言葉群に溺れる悦楽に酔ひ痴れ、さうしてそれらの言葉を味読し、摑まへてみれば、それが […]

