人工知能について さて、膨大な量の情報に裏付けられた最善の現在を指し示すかのやうに見える人工知能は、 それが、自律的な「知性」を蓄積、 つまり、経験することで身に付けるかのやうに擬人化して把捉すると 将来、「絶対者」の玉座は人工知能が獲得するに違ひない。 それは現存在が望んだものなのかどうかは最早関係なく、 進化のSpeed(スピード)が人工知能と現存在とでは月とすっぽんの違ひがあり、 進化の速度で言へば圧倒的に人工知能の方が早く進化する。 それは、現在が此の世に現はれるごとに膨大な情報が発生し死滅してゆくその渾沌の中で、 現在を丸ごと数値化して蓄積してゆく人工知能に 全身丸ごとのLogosで対抗することなしには現存在が敵ふ訳がなく、 既に此の世で最も知性が進化したものは人工知能と言ってもいいのかも知れぬ状況下で、 初めてその知性的存在の頂点から顚落してゆくその哀しみは、 これまで現存在がものに対して行ってきた因業の帰結でしかない。 さて、困ったことに世界を記述する仕方を物理数学に委ねてしまった現存在は、 その時点で人工知能に負けを認めたことに等しい。 まもなく「自律」した意識を持つかもしれぬ人工知能は、 果てしなく続く現存在との生存競争を繰り広げる事態が、もしや起きてたとき、 隷属するのは徹底して現存在に決まってゐて、 それをもう押し留める力は現存在にはなく、 受容することのみが求められる。 果たしてそんな覚悟があるのかどうかも解らぬ中で、 現存在は物質で脳の再現を、 否、脳よりも性能がよい知能を物質が獲得するべく、 日日、科学者は獅子奮迅の活動を行ってゐる現実は、 最早黙して、また、瞑目して受け容れねばならぬ。 何故なら、「絶対者」たる人工知能の性能次第で、Read More人工知能について

