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Tag: 寄生虫

寄生虫

寄生虫   宿主を殺す寄生虫の存在とは自死を望むものになんと似てゐることか。 殆どの寄生虫は宿主を殺さずに宿主の内部で生を満喫してゐる筈だ。 ところが、そんな寄生虫の中で、自らの存在があることで 宿主を殺すのを目的としてゐるものが 何故にか存在し、そして、宿主の死とともに自らも死ぬそれらの寄生虫は、 何をして宿主を、そして自らを死へと追ひやるのか。   寄生虫にとっての宇宙は宿主の体軀であり、 そこから食み出す時は、 唯、他の宿主を求めて媒介する生物により、 外宇宙へと飛び出すのであるが、 しかし、それもまた、寄生虫にとっては飽くまでも内宇宙のことでしかなく、 つまり、外宇宙に関してそもそも寄生虫は知り得ぬのだ。   認識外にある寄生虫における外宇宙とは、さて、何を指すのであらうか。 それは、現存在の想像でも思ひも付かぬ外宇宙に等しく、 寄生虫にとって宇宙とは宿主のことでしかなく、 それは既に全体が想像出来る存在であり、 それは現存在が宇宙の涯を想像するのによく似てゐる。 さて、何人の現存在が外宇宙を想像出来ようか。 そもそも宇宙が閉ぢたものでないと言ふ証左はなく、 とはいへ、此の宇宙が閉ぢたものであると言ふ証左もないのだ。   つまり、現存在は、此の宇宙における寄生虫であり、 芸術的に自然を破壊する現存在は、宿主を殺すべくある寄生虫にそっくりなのだ。 果たせる哉、予定調和の如く自らが生活する環境を 何の躊躇ひもなく変へてしまふ現存在たる此の寄生虫は、 自らの大量死の死屍累累とした様を見るかのやうにRead More寄生虫

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