にほんブログ村 小説ブログへ
にほんブログ村 小説ブログ 純文学小説へ
にほんブログ村 哲学・思想ブログへ
にほんブログ村 哲学・思想ブログ 哲学へ
にほんブログ村 ポエムブログへ
にほんブログ村 ポエムブログ 今日書いた詩・歌へ
PVアクセスランキング にほんブログ村
人気ブログランキング

Tag: 断念

断念

断念   何事に対しても既に断念する癖が付いてゐる私は、 決して偶然なる事を受け容れる事は不可能なのだ。 偶然に死すなどと言ふ事は断じて受け容れられぬ。 何もかもが必然でなければ、私は現実と言ふ荒ぶるものを受け容れられず、 さうであればこそ、私は断念した。   何に断念したのかといふとそれは私といふ存在についてであり、 私が既に存在すると言ふ事は最早偶然ではなく、徹頭徹尾必然に帰す。   例へば偶然の必然と言ふ言ひぶりは、何をか況やなのである。 偶然であることが必然であると言ふ規定の仕方は、 成程、それはその通りだらうが、 現存在の感情としてはそんな言ひぶりでは決して私を受け容れられぬ。 受け容れられぬから私は断念をした。   偶然である事はこの人生において 不合理でしかなく、 それを受け容れるには、偶然であることを断念し、 全ての出来事、若しくは現実は必然と看做して 辛くも己の存在を受容する。 さうでなくして、吾はどうして此の不合理極まりない現実を受け容れればいいのか。   「ちぇっ、不合理と言っているではないか」と半畳が飛んで来さうであるが、 不合理である事も含めて私は現実を断念してゐる。 ――何を偉さうに! と私は私に対して自嘲してみるのであるが、 さう自嘲したところで、私は既に私に対して断念してゐる。 断念しなければ、現実を受容出来ぬ私は、Read More断念

error: Content is protected !!
Join Waitlist We will inform you when the product arrives in stock. Please leave your valid email address below.
0
    0
    Your Cart
    Your cart is emptyReturn to Shop