ふわっと浮く 余りに草臥れた時、 意識は、己がふわっと浮く感覚を察知する。 その時、意識は自由落下してゐて、 意識の重さを見失ってゐるに違ひない。 ――何? 意識に重さがあると? ――当然だらう。それは脳に […]
熱風の中で 頭がくらくらするほどの熱風に塗れながら、 おれは灼熱の中、歩を進める。 何故故にこんな日に歩かなければならないのか、 理由はなく、 唯、おれは、熱風に塗れることで現はれるへとへとに草臥れたおれを […]
Claude-Opuss-4.7の批評 Thinking... The user is asking me to critique "夢幻空花" (Phantom Empty Flower), a phil […]
籠もる人 そのものは独りであることに耽溺し、 吾といふ玩具を見つけてしまった。 そのものにとって吾は弄ぶものであって、 Fractal(フラクタル)なものとは全く予想出来ず、 そのものにとって吾は吾と分離し […]
棚引く雲 蒼穹の下、 おれは変化して已まぬ雲を眺め、 時にその雲の影に蔽はれながら、 雲が棚引くその雲の影と蒼穹の対比に 得も言へぬ美しさを見出したのか。 おれはこの他者がゐて、歴史とがある此 […]
己が哀れむのを誰ぞ知るや 既に此の世に存在してしまふ事で、 その存在は既に哀しいのだ。 それはどんな存在でも暗黙裡に承知してゐる事で、 今更言挙げする必要もないのであるが、 しかし、その愚行を敢へて行ふ吾は […]
譫妄の中で 混濁する意識が辛うじて発した ――おれ。 といふ言葉は、果たして譫妄状態にあるおれのことをどれほど自覚した上で、 発せられたのであらうか。 そもそも意識が混濁することなく、 闡明する中での覚醒し […]
Ivan Linsを聴いてゐたその時に大量殺戮は起きてゐた 現代ブラジル音楽を代表するIvan Linsの軽やかにして心に漣を起こす 時に哀愁すらをも軽みに変えて、何かを叫ぶでもないそんな音楽を聴いてゐたそ […]
戦(おのの)くのは誰か 漆黒の闇の中にぢっと蹲って息を潜めてゐるそのものは、 妖精の闇の衣を被っては 雲間の曙光のやうに ぎろりと一つ目の眼(まなこ)のみを光らせて、 外部を窺ってゐる。 しか […]
憧憬 Nostalgic(ノスタルジック)にも、 もう二十年数年聴いてゐなかった塩化ビニール製のレコード盤を取り出して、 そのレコードに針を落として久方ぶりにそれに聴き惚れてゐるのであるが 走馬燈のやうに吾 […]