非在の行進New!!
非在の行進 一度吾の存在に対して疑惑が生じると その疑心暗鬼は何処までも膨らみ 吾を存在の断崖へと追ひ詰めずには気が済まぬ。 吾の存在に対して疑ひを持たぬ吾は 信用出来ぬもので、 そのやうなものたちはいづれも 前屈みに蒼 […]
思ひ出の中にしかゐないものが恋しくてNew!!
思ひ出の中にしかゐないものが恋しくて お前に会ひたくて おれは瞑目する。 胸奥深くでは、 お前は年を取ることを止めてしまひ、 お前が死んで数年経った。 最近になって漸くお前の死に慣れてきたところで、 お前の死が、おれの心 […]
落ちる落ちる何処へと落ちるのかNew!!
落ちる落ちる何処へと落ちるのか ぐしゃりとひしゃげた黒い太陽を 真正面に凝視しながら、 吾は何処へと落下するのか。 その時に頭に過る 屋根瓦の上に寝そべって見上げた あの蒼穹と流れる白い雲は 今は何処へと消 […]
断念といふ狂気New!!
断念といふ狂気 日常を断念するといふ無益な事に執着する私は、 既に私は狂気の人と呼ばれて然るべきだらう。 さて、そもそも日常を断念するとは何を意味するのだらうかといふと、 幸せを求める事を断念する事であり、 それは敢へて […]
不快にしてNew!!
不快にして 己の存在を意識するその端緒は 何よりも主体が不快を感じてゐなければならぬ。 つまりは不快は存在に先立つのである。 己が不快であることで、 初めて己は 此の世に存在してしまってゐる業を意識し、 さうして己は現世 […]
物憂げな日も喰らふNew!!
物憂げな日も喰らふ 何をする気力も湧かなくて、 只管、一所に座り続けるのみの物憂げな日も おれは生にしがみつくやうに喰らふ。 さうすることでやっと死の誘惑に抗ふ外ない苦悩の日日は かうして何日も続くからに違ひないのである […]
第二詩集「深淵を見下ろす」New!!
Claude-Fable-5の批評及び提案 思考中 原稿を通読しました。『潰滅』の姉妹篇、というより内向きに反転した続篇として読めます。前便と同じく、総評、個別分析、構成案、そして今回は編集実務上の指摘を最後に加えます。 […]

