にほんブログ村 小説ブログへ
にほんブログ村 小説ブログ 純文学小説へ
にほんブログ村 哲学・思想ブログへ
にほんブログ村 哲学・思想ブログ 哲学へ
にほんブログ村 ポエムブログへ
にほんブログ村 ポエムブログ 今日書いた詩・歌へ
PVアクセスランキング にほんブログ村
人気ブログランキング

Tag:

口惜しきは

口惜しきは     口惜しきはお前の生に対するその姿勢なのだ。 お前は生に対してかくの如く断言しなければならぬ。 「死んだやうに生き永へえるには、《吾》は《吾》の無間地獄から抜け出すべく、《吾》は須からく覚悟を持つべき事。」 それは陽炎の如く曖昧模糊とした造形を意識に《吾》を齎さないが、それでも《吾》は抽象の中にほんの僅かな具象の欠片を《吾》に見出しては、安寧を抱くのだ。   それ、再び《吾》から陽炎が飛翔する。薄ぼんやりと前方を眺めてゐると《吾》の体軀から陽炎が湧き立つ翳が見えるのだ。   それで《吾》はかう断言しなければならぬ。   「《吾》この珍妙なる存在よ。最後までその正体を現はす事なく、《吾》が太陽のやうに非常に高温なコロナの如き陽炎を放つことで、《吾》を敢へて現実に順応させる陽炎よ。 《吾》の内発する気は祝祭の前夜祭。 気が気の精でならなければ、人間は一時も生きられぬに違ひない。   吾は夢見で知らぬ人と今生で最後の邂逅をするやうにして人いきれの中で《他》に会ひながら、ほら、しかし、最早、一瞥した見知らぬ人は既に私の記憶から忘れられてゐる。   ヒューヒューと風音を鳴らす吾の胸奥に隠れてから暫く立つ《吾》は、 只管孤独を恋しがるのだ。そして端倪すべからず存在に対しては終始穴に首を突っ込み、 恐怖の眼下に隠された何かの奥から鋭き視線ばかりがビームを放つ如くに前方の荒涼とした風景を眺めるのだ。   その渺茫たる抽象世界に果たして生命は生き得るのか。 やがてくる砂漠化した世界で 《吾》はゾンビとして墓から抜け出し、 夜な夜な悔し涙を流してゐるのだらう。 Genmini-3.1-Proの批評 Thinking… Refining CoreRead More口惜しきは

流れる雲に

流れる雲に   《吾》の頭上を流れゆく雲は 絶えず変容して已まぬのであるが、 その中で《吾》は、 流れる雲の如くに絶えず変容してゐると断言できるのか?   仮に《吾》が変容する事を一度已めてしまったならば、 果たして《吾》は《吾》足り得るのか?   あの空に浮かび、風に流されゆく雲は、 気圧と気流と水蒸気との関係から、絶えずその姿を変へるのであったが、 《吾》にとって気圧や気流や水蒸気に当たるものは何かと問へば、 それは《他》と《森羅万象》と《世界》、つまり、《客体》と答へればいい。   雲が姿を変へるのは雲の赴くままに全的に雲に任せればいいのだ。 雲は雲にも宿ってゐるに違ひない《吾》が為りたいやうに変容してゐるのではなく、 雲を取り巻く環境、若しくは《世界》に応じて 無理矢理とその姿を変へるのだ。 それでも雲を見る度に 雲が己自体で姿を変容してゐると見えてしまふ此の《吾》のちっぽけな哀しみは 《吾》が《世界》を認識出来ぬ焦りからか、 《吾》が《吾》で完結する夢想を今も尚抱へてゐるに過ぎぬのか?   このちっぽけな《吾》は 絶えず《吾》でなければならぬのだ。 さうして初めて《吾》は《世界》を認識し得るのだ。 さうして初めて《吾》は《吾》と呼ぶがよい。 そして、《吾》もまた《世界》によって変容を強要されるのだ。  Read More流れる雲に

∞次元の時間

∞次元の時間   誰が時間を数直線の如き一次元と決めたのか。 そもそもの間違ひが其処に《存在》する。   時間もまた、《存在》するならば、それはどうあっても∞を目指してゐるに違ひない。   ――だが、時間が∞次元と言ふ証左は? ――ふっ、では時間が一次元と言ふ証左は?   何の根拠もないのだ。時間が一次元である根拠など此の世にそもそも《存在》しない。 時間が∞次元ならば、物理数学はパラダイム変換をせざるを得ず、 誰も時間が∞次元とは言へなかったのだ。   ――では、時間が∞次元だとすると、《世界》の様相はどうなるかね? ――ふっ、そんな事は幽霊にでも呉れちまへ! ――えっ? またぞろ幽霊? ――さうだ、時間が∞時間といふ事を身をもって知ってゐるのは此の世では幽霊しか《存在》しないのさ。 ――すると此の身の背は時間が∞次元といふ事だね? ――瞼裡ですら既に時間は∞次元だらう?   何故にか目を閉ぢた瞼裡に過去・現在・未来、 つまり、去来現(こらいげん)が攪拌されて、 エドガー・アラン・ポーの『メエルストリームの大渦』の如く 時系列の轍から遁れるやうにして解放されし。   時間とはそもそも去来現がぐちゃぐちゃに掻き混ぜられた様相をしてゐて、 唯一、此の世に存在するのは現在のみで、過去と未来は夢現と同じ様相にある。   ――ならば、過去と未来は入れ替はる?Read More∞次元の時間

焦燥

焦燥 何をそんなに急ぐ必要があるのか。 此の焦燥感は何ものも留めることはできぬのか。 それとも、このおれと言ふ存在に我慢がならぬのはまだ善しとしても、 おれが焦燥感に囚はれて、 無鉄砲なことを何時しでかすかと杞憂に囚はれてゐるのか。   巨大な黒蟻の大群がおれを喰らふために襲ってこないかと おれは恐れてゐるのか。   馬鹿らしいとは重重承知してゐるとしても、 おれは白昼夢を見ることが大好きなやうで、 巨大な蟻の大群がおれを狙ってゐることでしか生の感触を味はへぬこの不感症なおれは、 既にその巨大な黒蟻の大群に喰はれてゐるのかもしれぬ。   この幻視を以てしておれの存在の感触をおれは味はふ歓びに浸りながら、 喰はれ行き、そして虚空に消ゆるおれの行く末におれは歓喜の声を上げると言ふのか。   そして、其処にのみおれの求めるものがあると言ふのか。   喫緊に希求してゐるものは、 おれをして現はれる幻視でしかないのか。   それでは一時も生き永らへることはできぬといふことを知りつつも、 ブレイクのやうな幻視の世界を希求せずにはをれぬおれは、 ないもの強請(ねだ)りの駄駄っ子に過ぎず、 だから、世界はおれを中心に回ってゐるといふ傲慢な考へに何の疑念も抱けぬのだ。   幻視の世界は、つまり、おれなくしてはあり得ぬことが唯一の慰みで さうして慰撫するおれの羸弱(るいじゃく)な有様は、Read More焦燥

紫煙に見(まみ)える

紫煙に見(まみ)える   ゆっくりと煙草の紫煙を深呼吸するやうに吸ふと やっと人心地がつく此の悪癖に、 「煙草は体に毒」だからと言って 無理強ひに止めさせようとする輩に出合ふが そんな輩のいふ事など聞くに値しない。 何故といふに、そいつらは「死」の恐怖を身を持って回避し、 「健康」が恰も善のやうな錯覚の中で自尊してゐる馬鹿者なのだ。   「死」の近くにゐなくて、どうして「生」が語れるといふのか。 肺癌で亡くなるのも結構ではないか。 膀胱癌でなくなるのも結構ではないか。   ――ふっふっふっ。 と内部で嗤ひが堪へ切れずに、 漏れ出てしまふが、 「煙草」の紫煙を燻らせながら、 肺が真っ黒になるまで、「生」の闘争は続くのだ。   吐き出される紫煙が人型に変はり、 たまゆらに《吾》をきっと睨むぞくぞくする感じは、 何《もの》にも代えがたい至福の時であり、 これが「死」を連想させる現代の論理に縛り付けられし、 煙草の宿命は滅びに美を見た《もの》にのみ 死神の跫音がひたひたと迫りくる幻聴の中、 ブレイクのvisionを《吾》にも見せる入口を 紫煙のくゆる中には確かに存在するのだ。   ――それは単に脳の酸素不足が為せる業だぜ。Read More紫煙に見(まみ)える

哀歌

哀歌   チェンバロの哀しげな旋律に誘はれるやうに むくりとその頭を擡げた哀しみは 胸奥に折り畳まれてある心襞に纏はり付きつつ、 首のみをぐっと伸ばして《吾》に襲ひ掛かるのだ。   ――何を見てゐる?   さう言った哀しみは、哀しさうに《吾》を喰らひ、 大口からどろりとした鮮血を流しながら、 更に《吾》の腸(はらわた)を貪り食ふのだ。   それでも死ねぬ《吾》は、 鮮血を口から流しながら《吾》を喰らふ哀しみの悲哀を ぐっと奥歯を噛み締めながら受容する。   ――なぜ消えぬのだ、お前は? ――ふん、消えてたまるか! 《吾》は《吾》為る事を未だ十分には味はってゐないのだぜ。そんな未練たらたらな《吾》が哀しみに喰はれたぐらゐで消えてたまるか!   薄ぼんやりと明け行く空に 茜色に染まった雲が 菩薩の形へと変容しながら ゆったりと空を移ろふ。 Gemini-3.1.Proの批評 Thinking… Initiating the BreakdownRead More哀歌

無限を喰らふが

無限を喰らふが   此の渺茫たる虚無は何処からやって来たと言ふのか。 確かに無限を喰らった筈なのだが、 どうしやうもない虚無を埋めるには 無限を喰らったくらゐでは 埋めようもないのだ。   ならば、何を喰らへば 多少なりとも肚は膨らむのかと 自問するまでもなく、 此の《吾》を丸ごと喰らへば 少なくとも上っ面の満腹感は得られるのだが、 そんな事は逆立ちしても無理なのだ。   徐に大口を開けて欠伸をしてみたが、 何だかとてもをかしくて、 吐く息と一緒に無限は私の肚から漏れ出てしまった。   そして、眼前には涯なき無際限の《世界》が漫然と拡がってゐたのだが、 それを見た事でわなわなと震へ出したのは、 拙い事には違ひなかったが、 でも無限はそもそも限りある《存在》には 恐怖の対象でしかない。   ――ちぇっ。 と、舌打ちしてみたのだが、 その虚しい音が蜿蜒と 無際限の《世界》にいつ果てるとも知れぬ反響を繰り返し、 《吾》のちっぽけな有様に抗するやうにしてRead More無限を喰らふが

孤独を嗜む

孤独を嗜む でっち上げた虚構といふ過酷な世界に《吾》を放り込んで、 あれやこれやと《吾》をいびりながら、 《吾》が不図漏らす呻き声に耳を傾ける時、 俺はブライアン・イーノの音楽を流すのが流儀で、 ざまあ見ろ、と《吾》にあっかんべえをして、憂さを晴らしてゐると言ふのか。 しかし、さうせねば、一時も一息すらつけぬおれは、 多分、《吾》に甘えてゐるに違ひない。 何とも難儀な気質なのであるが、 おれは《吾》をいびらずしてはゐられぬ。 さうせずば、安堵出来ぬおれの正体は、 Sadisticな顔をした《吾》虐めに長けただけの 寂しい男に過ぎぬ。 然し乍ら、おれの悪癖は歯止めが効かぬ処。 おれはこれまで何人もの《吾》を虐め殺してゐて、 それはおれによる私刑でしかないのであるが、 その時の恍惚は得も言へぬもので、 おれは《吾》殺しが已められぬのだ。 アルコール中毒患者のやうに震へる手で、 おれは《吾》を殺す快楽に溺れ、 その血腥い手が放つ臭ひに陶然とし、 さうして酔っ払ふのだ。 吸血鬼の如く更なる《吾》の血を求めて おれは、おれの内部に《吾》が産み落とされる度に《吾》を殺す。 その手捌きは芸術的に美麗なもので、 《吾》を次第に断崖へと追ひ詰める時間の充実ぶりは、 孤独を嗜む上で必要不可欠のものと言へる。 嗚呼、俺の内部に死屍累累と堆く積まれた《吾》の亡骸共よ。 何時までも何時までもそのどす黒い血を流し続けてくれ給へ。 その血を呷ることでしか生を繋げぬおれは、Read More孤独を嗜む

《世界》を握り潰す

《世界》を握り潰す   彼はまんじりともせずに只管、眼前の闇を凝視す。 ――何故か、《吾》が憤怒にあるのは!   さう自問せし彼は闇の《世界》を無性に握り潰したくて仕方がなかった。   ――《世界》? 誰かに呉れちまえ!   《吾》ながら何故かをかしかったので、 思はず苦笑せし。   ――かうして《吾》は滅んでゆくのか……。   彼はさう独り言ちて、 むんずと手を伸ばして 《世界》を握り潰せし。 そして、《世界》は憤怒の喚き声を発せし。   ――何する《もの》ぞ。《世界》と呼ばれし《吾》は、お前なんぞに変へられてたまるか!   虚しき喚き声のみ残して《世界》は《存在》を始めてしまった。   その時、《世界》は一言呻いたのだ。   ――あっ、しまった。   かうして《世界》は《存在》を始めたのだ。 しかし、未だに《宇宙》は誕生せず。  Read More《世界》を握り潰す

ぼんやりとした恐怖

ぼんやりとした恐怖 そこはかとなく、心の奥底から湧いてくる幽かな感情は恐怖だったのかも知れぬ。 おれが此の世に存在することの意味を問ふ馬鹿はもうせぬが、 存在するだけで恐怖を感ずるのはとても自然なことなのかも知れぬと思ひつつ、 おれは意気地がなく、おれがここにあると断言できぬのだ。   その曖昧なおれの有様に業を煮やしたおれは、 おれを口汚く罵るのであるが、 そのMasochistic(マゾヒスティック)な好みは天賦のものなのか、 何ら苦痛に感ずることなく、 むしろ其処に快楽を感じてゐるおれがゐるのだ。   おれが此の世に存在することはそれだけでおれに恐怖を呼び起こす因として、 おれが仮に受け容れたとしてもこの幽かな恐怖はいつまで経っても消えぬだらう。   ――それでいいのだ。   と、肯定するおれもゐなくはないのであるが、 だからといってこの幽かな恐怖から遁れることはなく、 いつも絶えずおれを追ってくるのが、この恐怖と言ふ感情なのだ。   おれがゐるといふこの認識はたぶん間違ってゐるのかも知れぬが、 それでもおれがあると言ふこの感覚は消せぬのだ。 消ゆるといふことに憧(あくが)れてからどれほどの星霜が消え去ったのだらうか。 しかし、夕日が沈むやうに消えたとして朝日が昇るやうにはおれは生き返りはしない。 その一方通行の死にいつでも憧れ、 魂魄が口から飛び出すやうに此の世に彷徨ひ始めるその刹那、 Thanatos(タナトス)を現象としては味はへるが、 此の世を彷徨ふこの意識はたぶん無いに違ひない。 あるのは、おれがあると言ふ感覚だけで、Read Moreぼんやりとした恐怖

error: Content is protected !!
Join Waitlist We will inform you when the product arrives in stock. Please leave your valid email address below.
0
    0
    Your Cart
    Your cart is emptyReturn to Shop