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《世界》を握り潰す がらんどう たまゆらの永劫 ふわっと浮く ゆるして アストル・ピアソラを聴きながら 不図気付くと 乖離性自我同一障害といふ病 何たることか 俳句 初夏といへ朝晩冷えるまだ春殘滓 剔抉(てっけつ)してみたが 反復 哀しいと言った奴が 土壺に嵌まる 土砂降りの中 地獄再生 孤独を嗜む 寂しいと言ったところで 微睡みに誰が現はれるのか 惚けてしまった哀しみの 憂愁に惹かれて 暗中の祝祭 月下の彷徨 朝靄に消ゆるは誰が影か 森羅万象の苦 欠伸をせしものは 水面(みなも) 油膜のやうに 焼尽 熱風の中で 独断的存在論私論 疲弊の先にあるものは 神影 紊乱 薄明の中の闇 薄明の幻影 記憶飛び 貧民どもへの哀歌 赤裸裸に 軛 逃げ水 連続は維持すべきものなのか 闇持ちて 頭を擡げし《もの》

